高城剛::ヤバいぜっ!デジタル日本-ハイブリッド・スタイルのススメ

はじめて買ってみた新書なんだけど、ものっそいパワフルでめちゃくちゃ面白かった。
この本は日本が進んできたデジタル戦略の失敗と国際的な流れとこれから日本が進むべき方向が書いてある。
日本の失敗部分は悲しくなるのでこの本を買ってから読んでもらうとして、希望の持てるところを抜き出すと、日本人の器用なところを生かして*1ハイブリッドな文化を世界に輸出しよう!と書いてある。たとえば、種類の違う携帯機器をふたつ使いこなす。二つの職業を持つ。できたら住居を極端に違うところに二つ用意する。など、様々なものを分散させて楽しんでやろう!というクリエイティブなスタイルを日本人で確立して、それを世界に輸出してやろうじゃないか!と書いてある。
とにかく面白かった。書いてあることが現実離れ過ぎるのに、これができるなら人生が520度くらい変わるんだろうな。と、が眩みそうなほどの希望を持った。だって、俺は今までスペシャリストになれって高校教師に言われてきたのに、この本には"スペシャリストはもう古い!これからはマルチスペシャリスト、二つの道でスペシャリストにならないといけない!"って、言うの遅すぎ!!てか、一つでも大変なのに二つなんて無理!!こいつは頭がおかしぜ!と、思考回路が吹っ飛んでしまった。でもでも、日本には1000兆円の国債があるわけで、それは返済のメドが立たない。景気が下向きになったらあっというまにオジャンになってしまう。たぶん、ネットをやってる暇なんか1mgもなくなってしまう、職も失うと思う。そうしたときに、リスクやフィールドを分散させておくのは有効な手段だと思う。
もちろん、簡単ではないでしょう。ネットをしてる暇なんかなくて、常に何かを考えて、悩んで、作り出して、学んでって事を続けていかなくちゃいけないと思う。でも、なれたら面白そうだよなあ。

あとがきより

 クリエイティブに関して、僕が言えることは、まず何かやる。そして、ずっとやる。これにつきる。きっと、楽しいことも大変なことも山のようにあるけれど、きっと、知らない人からひどいことを言われたり、書かれたりするかもしれないけれど、それでも、次の何かを作りたいと思ったら、あなたはクリエイターだ。ジャンルを超えて、メディアを超えて、表現しよう。僕は、そんな人たちと友達でいたいし、また、いつか一緒に何かを作りたいと思っている。
 まず、何か作ってみませんか?絵を描く、写真を撮る、キャラクターを書いてみる、WEBをデザインする。それがクリエイティブで、そしてきっと、楽しいから。だって、人間はそういう風に出来てるから。

*1:すべての日本人が器用なわけがないのだけれども

あいにーどばいしこー

帰りの電車が、降りる駅のひと駅前で人身事故のせいで運転見合わせになってしまった。いつ復旧するかわからなかったし、なんとか歩ける距離だったので歩いて帰ることにした。そのとき、iPodから流れてきたのはFranzのDo You Want To。テンポが非常に良い曲なんだけど、この状況に歌詞がミスマッチしていてなんともいえない気分になった。

Oh lucky lucky
You're so lucky
Lucky lucky
You're so lucky
Lucky lucky
You're so lucky
Lucky lucky
You're so lucky
Lucky lucky
You're so lucky
Oh lucky lucky
You're so lucky
Yeah

うっせー、ばか!