金原ひとみ::アッシュベイビー

昨日は集中力がかなり高まったお陰で1時間で電力Bのテスト範囲が頭に入ったので、図書室から借りたままで放置していたアッシュベイビーを読んだ。読み始めた時の集中力が異常だったので1時間で読み終わってしまった。

アッシュベイビー

アッシュベイビー

初期の村上龍といい、金原ひとみといい、このイライラしている文体がとっても好きな俺にとってアッシュベイビーも好物です。
まあ、これは内容がなさすぎた。この人は書きたいことはほぼないんじゃないかな。村上龍の場合は親からの仕送りが断たれたうえに就職もできなくて「こんなことになったのは日本社会がおかしいからだ!そうだそうだ!ん?うわあ鳥だ!鳥が俺を潰そうとしてるよー!助けてリリー!!!!」という小説を書いて、それ以降システムを破壊する小説を書き続けてるのに対し、金原ひとみは対社会ではなく対自分で書いているから内容が薄っぺらく感じるのかな?と思った。しかもほぼ錯文という*1自分が親だったら子どもに読ませたくないようなスタイルで書いてるから余計に才能がなさそうに見える。まあ、俺はこういいう中身がないような文章が羅列されてる本が好きなんだけどね。

*1:ってAMEBICのインタビューでこたえてた。錯乱したような文ってことでいいのかな?