wiiに備え付けられた青いLEDが2週間ほど点滅を続けている。その明かりが任天堂からのお知らせであり、wiiのソフトフェアが更新されたことを示していることを僕は知っている。だからといって僕はwiiを起動させることはない。
ゲームのついでなら構わないけど、確認のためだけに起動するなんて馬鹿げていると思うからだ。なので僕がスマブラXのためにあれほど欲しいと思っていた白いアレは浮かれ電飾になれ果ててしまい非常にみっともない醜態をさらしている。スマブラは面白いことが確実なため俺が買わなくても誰かが買って楽しむだろう。実際にスマブラのためにwiiを購入した人物を3人ほど知っているし、通信対戦の約束もした。でも俺は抜けさせてもらう。今は映画を見たりloggingしたり考えてるふりをしているほうが面白い。

あともらった一眼レフは下取りに出してデジタルの一眼を買おうと思う。理由はフィルムの制限。もちろんこれは魅力にも繋がっているのだけれど…。

宮本常一は10万枚の写真を残した。その写真群は非常に貴重な記録になっている。でも、ネガフィルムに撮影して現像してと、当時の10万枚は累計するとすごいコストになったはずだ。現代は、昔とは比べ物にならないくらい、安いコストで映像記録が取れる時代なのだ。ケータイもデジカメも行き渡っていて、誰もが気軽に映像を残している。それはきっと、素晴らしい資源になる。使い方はあとでいくらでも考えられる。フリッカーにあげてもいいし自分のPCに保存してもいいし、とにかく現在をキャプチャーし続けよう。「さしあたって記録することが重要なのだ」。

http://fieldsmith.net/bslog/archives/2007/12/post_529.html

具体的な言葉を出せないので代弁してもらった。この引用に書いてあるように既に時代が違うのだと思う。僕は可能ならば呼吸をするように記録をしたいと思い始めていて、デジタルならばそれが可能だ。
譲ってくれた祖父も、現像を人に任せるならデジタルデータを自分で調整したほうが良いと言ってくれたので決心はついている。ただ、なんとなく、何本かフィルムで撮っておこうとも考えている。明確な根拠はない。経験、哀愁、時代の交代。