おうちへ帰ろう。

が覚めた。
頭上には穴が開いていて星が見える。
がんばれば穴から出られそうな気がしたが、壁がぼろぼろと崩れて一向に登れない。
と思っていたら突然に穴が輝きだして、体がゆっくりと浮き出し、あっという間に穴から出て、そのまま街を一望できるくらいの高さに達した。

窓の外に見える故郷を眺めながらそんなことを思い出した。