春一番

今日、住民票を発行してもらうために駅前にある市役所の出張所に行ってきた。午後から天気が崩れると母親に言われたので10時ごろに家を出る。
風が強いために自転車のペダルがやたら重たかったので、ところどころ立ちこぎになりながら出張所まで進んだ。
自動ドアを開くとおじいさんが長ソファに一人で座って、なんだかよくわからない、たぶん市内パンフレットを背中を丸めて誰にも見せないように読んでいた。


事務員がしくじって世帯主が記述されていないものを出したので手間取ってしまい、15分くらいしてから施設を出た。じいさんは住民票を発行してもらってからもそこに座っていて立ち去る気配がなかった。そのときは何も読んでおらず、ただぼーっと窓を眺めていた。
きっと行くところもすることもないのだろうと思う。低気圧でアタマが痛い。