あれから少し考えてみたのだけど、俺は人に好かれるということが希薄なのかもしれない。

経験がないとなんの言葉もでないんだなあと再認識した。2 - 虎ッ狩
ある特定のAさんがいるとする、その人はみんなから好かれていて当然オレも好きである。そして、まわりのみんなは少しでもいいから自分の名前と顔を覚えてもらおうとA さんのことを詳しく調べて必死に覚えようとする。誕生日、血液型、好きな食べ物、よく見るテレビ番組、好きなアーティスト、嫌いな話題etc... 際限なく覚えることはあり、それを把握することで自分はアナタに興味のある人間でアナタからも興味をもって欲しい、というメッセージを送ることが出来る。結果として(大抵の場合)コミュニケーションは滑らかになっていく。それは知ってる。
だけどもオレはそういった努力をしたことがない。*1なぜだろう、と考えても何一つ浮かんでこない、本当に興味がないのだろう。

たとえばバンド。このあいだPOLYSICSのフミというベースのパートの人が誕生日を迎えたのだけども、どうでもいいと思った。こう書くとなんて冷徹なファンなんだ、と思われるかもしれないが、オレはPOLYSICSの曲が好きなのであって人そのものには全く興味がないTHE BACK HORNも同様で、ギターの菅波という人がメインで曲を作ってるらしいのだが、太陽の中の生活というアルバムのなかのアポートシスという曲が恐ろしく残念で(主観)、他の人はどう思ったのだろうと検索にかけたら、菅波の父親がガンで死んだことが関係しててそれを知ってから好きになった、と書いていた人がいた。それを読んで、なんでこいつは曲を評価せずに背景を評価してんだ、と余計に好きでなくなったということがある。

ようするに、その人から発せられる言葉や音や色彩やリズムを好きになっていて、それを行っている人の腕や足や心臓などが故障してもそれ*2が維持されていればそれでいいということなんだろう。つまり、村上龍がいつ死んでも構わないし、Readioheadが解散してもKidAやAmesiacがあるので涙一つ流れないということか。友達や家族の場合は経験してないのでよくわからない。曾祖母のとき(幼稚園?)は嗚咽がひどかったけど。表情があるぶん影響が大きいのかな?

うーん、久しぶりに長く書いたけど、希薄である、というところまで思考が回ってこないなあ。具体例挙げてみても、興味がない、というところだけ際立ってきてしまう。嫌われたくないとは思うんだけど。

本題からずれてきたのでおしまい。まあ、これでなんとなく伝わったんではないでしょうか。

まとめ&次回予告

好かれたい!とは思わないのだけれど、嫌われたくない!とは思います。ベクトルが逆向いてるのね。そうか。
次に書くときはなぜ希薄なのかを書けるといい。

*1:もちろんこんなことをせずとも好かれることができる人もいるでしょう。

*2:その人から発せられる言葉や音や色彩やリズム