ネト充の復讐
ニュー速VIP、はてなブックマーク、ゆとり世代部、Lingr、YouTube、twitter、ニコニコ動画、Tumblr
これらが俺にもたらしたものは新しい刺激と快感と一体感と全能感である。長い時間をかけて熱を入れたものもあるし、短時間で冷めたものもある。が、今はあっても無くてもどっちでもいい気がする。しかし冷めたからといって参加しなくなったというわけではなく、いくつかのもの*1はそのまま継続している。大した刺激もなく続けているので既に生活の一部として取り込まれているのだと思う。空気である、酸素である。呼吸に喜びを見い出すのは瀕死状態だった人だけだ。
ネットに飽きているんじゃないか、ここ数日そのことが頭の中をグルグルとまわり続けていた。刺激は欲しいし楽しいことをしたい。だけど俺のネットは最近ちょっと退屈だ。これからの人生どう楽しく過ごせばいいのだろうと悶々としていた。そして、ふと気がついた。
"リアルがあったじゃないか"
こんなことを書くと非常にDQNっぽいのだけど、全く違う。冷めているとはいえ俺はネットが好きなのだ。リアルでは交わることがありえないだろう交友関係が多少あり、ブログやTwitter、Tumblrを持っているのでリアルで疲れても吐き出したり消費行動が行うことで疲れを癒すことができる。また、趣味の合う知り合いがいなくてもネットで検索すればすぐに見つかる。新しい情報はRSSリーダーやはてブお気に入りからやってきて、しかも短時間でそれらをさばくことができる。
一方現実はどうでしょう。恋愛経験がなく頭脳明晰のわけもなく人望が厚いわけでもない俺が充実した人生を送れてきたわけがない。しかしまだ19歳なわけでポジティブな生き方(笑)をしていない分の可能性が残っている気がする。漠然とした考えなのだけど、ネットで余った時間をリアルに持ち込むことで心を満足させることができるんじゃないか。未開拓の現実を攻略する。これがネト充になった者のリアルに対する復讐なのではないかと。
今まで“すごい”といっていたものが、あっという間に普通になる。