独創・協創・競創の風土とタンジブル・ビット

東京電機大学の創立100周年記念事業として開催されたマサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・ラボ教授の石井裕氏の講演会に行ってきたのでそのメモをログる。

石井氏は12年間MITでタンジブルについて研究している

ドイツのボンで開かれたタンジブルの発表会?へ行ったときにマテリアルミュージアムを観た。そこにあったオラーリ太陽系儀に感動した→リアリティとタンジブルがあった
子供の頃から絵を描いていた、今でも描いている、それはデザインを固めるために重要で共同製作者とイメージを共有できる→Clear Boardを開発→Alan Kayの目にとまり公演の依頼のメールが届く、それをきっかけにMITに来ないかとヘッドハントされる、10分考えた後に決断
1997にTangible Bitsを発表、新たな価値を生み出したという点でタンジブルの研究で出された論文の中で一番価値がある、一枚の紙切れであってもインパクトの強い方が価値がある
MITでは新しい流れを作り、それが人間に価値あることで無いと席を外される、そのため革新的なことしか出来ない、タンジブルでは情報をモノに埋め込むことを目指す

何をデザインするのか

テクノロジ×
ニーズ× ビジネス向き
コンセプト○ 新しい価値を作る

ビジョンがあれば技術が追いついてくる
なぜビジョンが重要なのか、技術は1年で廃れるがビジョンは100年後まで使えるから

限られた注意を使うには

注意を払う能力は限られている、払わずに情報を得るには気配を感じるだけで情報を処理できるようになればいい、そうすれば大量の情報を処理できる ex.山(さえずり、ざわめき)、窓(光の具合、風の音、洗濯物を取り込むなどの判断が可能)、音、匂いなどは気配から得られる情報が多い→pinwheelsをつくる、株価などの情報を受けると風車が回る、細かい操作をせずに気配を感じるだけなのでぼんやりしていても気づくことが出来る
時計は見た瞬間に時間がわかる→一つの情報しか示さないとわかっているため→ambientROOM

  • ブラウザが要らない
  • 一つのことしか示さない
  • 一瞬で判断できる

コミュニケーション

音質や画質を向上させてもコミュニケーションは向上しない(つまらない人との話は音質や画質と無関係につまらない


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