阿部和重::アメリカの夜

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アメリカの夜 (講談社文庫)
自我が目覚めたその瞬間から「模倣するひと」になった僕はもうこれはどうしようもないくらいにひとの文体がうつってしまう。下の「NO MORE HEROES」の記事なんかはゲームの影響そのままだし「おやすみプンプン」の感想も始めはあんなつもりじゃなかったんです。これを読んでいた頃の記事も文体を似せたくて仕方がなかったし実際に影響が見えると思う。今に始まったことじゃないから治すつもりなどこれっぽちもないのだけどただただ共感してしまったのでした。他者とのコミュニケーションを断って自分の理論を妄信してしまう中二病的な屈折してしまった主人公。これに共感してしまうのもなんだかさびっし。本に出てくる「 読むひと 撮るひと 聞くひと 書くひと 見るひと」は「模倣するひと」として目指してみたいところである。

ちなみに

で、このコメントを書いた人のブログに飛んで行って、色々記事を読んでみた。
んじゃ阿部和重のデビュー作「アメリカの夜」と、村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」を比較してる記事をみつけた。
Yahoo!ブログ - ミニマム書架。

http://retujyou.com/2006/07/30/%E9%98%BF%E9%83%A8%E5%92%8C%E9%87%8D%E3%80%8C%E7%84%A1%E5%B8%B8%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3/

↑面白かったです。