70円で飛行機に乗る方法::高城剛

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世界一周じゃなくて世界に浸れよって感じの本。搭乗金額が安すぎて疑わしいけど、各国の浸透具合の様子を読むとアリなのかなって気もする。ちょっと試してみたくなる。

まず、予約はウェブが基本で、またほとんどのLCCの搭乗券は自宅のプリンタで自ら発券する。

イギリスにおいてはLCCがシェアの50%以上を確保する。

東京-ソウル間とほぼ同じ約1400kmという距離であるにもかかわらず、バンコク-シンガポール間にはなんと約1600円という激安航空券が存在する。

たった1時間ちょっとのフライトに、そこまでサービスが必要だろうか?

ちょっと話しはズレるが、2005年春、ルフトハンザドイツ空港が始めた「プライベートジェット」というサービスがすごい。各国のセレブがプライベートジェットを持っているような感覚を目指していて、24時間前までに予約すれば、ヨーロッパ内約1000の空港間をいつでも好きなときに飛べるという。もちろん機内ではファーストクラス同様のサービスが受けられるし、一部の空港までは専用のリムジンで送迎してくれるというから、まさに映画のワンシーンのようである。

航空機をハイジャックし、そのものを破壊の兵器としてしまったテロ事件はかつてないほどのダメージになると見られたし、実際アメリカの航空会社にとっては相当の痛手になったが、事件の4年後には利用者数が回復している。

航空会社とLCCというのは、すでに母体である会社の別ではなく、ビジネスモデルの違いに過ぎなくなっている。

イギリスの『フード&トラベル』という人気雑誌は、タイトル通り「どこかに食べに行こう」という趣旨の雑誌で、世界中の優れた産地やレストラン、交通手段が記載されている。一方、日本の雑誌の人気特集に「おとりよせ」特集がある。説明の必要は無いと思うが、点在する美味しいものを取り寄せる手段が記載されている。

当然、旅行ガイドもいままでと違う情報が必要になる。僕が活用してて、こんなおもしろいものがあるのに、どこのガイドでも紹介してないサイトがある。CIAである。CIAは、ご存知アメリカの中央情報局だが、世界各国の情報を「ザ・ワールドファクト・ブック」という名で、まとめて公開している。情報も最新であり、ここより正確な情報ソースはそうないだろう。